Staff Blog
こんにちは!
インター校畑中です。
ジュニアの皆様、夏休み終盤戦!遊べていますか?
まさかまだ宿題がどっさりなんてことは…
そんな「よもや、よもやだ。」な皆様のために本日も自由研究の種です。
本日のテーマは、「テニスボールってなぜ黄色いの?」です。
野球やサッカーのボールは基本的には白いものが多い。
でもなぜテニスボールだけ黄色いのでしょうか?
それにはいくつかの理由があるようです。
1つめの理由は「視認性」です。つまり「見やすさ」ですね。
人間は青・赤などは暗く感じ、黄色・緑などは明るく感じると言われています。
また、色によってボールの見え方が異なります。
赤色は膨張色のため実際よりもボールが大きく見えてしまい 早いタイミングでラケットを振ってしまいます。
逆に、青は収縮色のため、実際よりもボールが小さく見え、振り遅れてしまうのです。
黄色はそのどちらにも属さない中間色のため、ボールの距離感を正確に把握することが出来るのです。
下の図もなんとなく赤の方が大きいような気もします。
テレビで見やすいから。
テレビでテニスを見る人たちのためだったのです。
テニスのルールを決めている国際テニス連盟のルールブックによると、プロの公式戦のテニスボールの色は、
白または黄色と記載されています。
白いボールがあり、以前はこちらが主流だったんですね。
ルールブックで、はじめてテニスボールの色に黄色と記載されたのは、1972年。
他のグランドスラムではすぐに黄色いボールを採用したものの、ウィンブルドンだけはしばらく伝統的な白いボールを使い続け、ついに黄色いボールを受け入れたのは1986年のことでした。
こうして1986年からは、グランドスラム以外のプロの大会でも次々と黄色いボールを使うようになり、今ではほとんどすべての大会で黄色いボールを使います。
歴史的には、
ウィンブルドンの第1回大会は、1877年に開催されましたが、この頃は、テニスは、会場で見学するものでした。
テレビが普及しだしたのは1920年代以降で、初めてテレビ放送されたテニスは、1937年のウィンブルドンでした。
当時のウィンブルドンのボールは、緑の芝生に映える白。テレビ放送は白黒だったので、問題ありませんでした。
ところが、1960年代になると、カラーテレビが登場。
1967年には、ウィンブルドンもカラーで放送され、1970年代初頭には、カラーテレビが一般的になりました。
ここで、テニスボールの事情が一変することになります。
「テレビでテニスを見るとボールがよく見えない。テレビでのテニス観戦は苦痛である」との意見が多発しました。
そして国際テニス連盟はカラーテレビ対策に乗り出します。
ボールの白色を変更すると見えやすくなるのではないだろうか。
調査の結果、”optic yellow”、いわゆる蛍光イエローが、最も見えやすいという結論になり、この色のボールが正式に導入されることとなったのです。
いかがだったでしょうか?
気になる方はテニスボールを赤や青に塗って実際に打ってみるのも面白いかもしれません。
このブログと実験結果を画用紙にまとめれば自由研究完成です。
さっさと終わらせて残りの夏休みを楽しみましょう。
只今インター校ではジュニアテニス無料体験レッスン会を開催しています。
テニスはとっても楽しいです!一度プレイすればきっとその楽しさがわかるはず!
是非お気軽にお問い合わせください!
エンジョイ☆テニス
大分市にあるテニススクール
インター校畑中でした。